「ノースサファリサッポロ」の運営会社が、静岡県富士宮市のテーマパークに動物を移動する計画について、運営会社が富士宮市に、テーマパークの土地賃貸借契約の解消を申し出ていることが分かりました。運営会社が、動物の移動を断念したとみられます。法令違反が相次いで発覚している「ノースサファリサッポロ」は、2025年9月末で閉園する予定で、動物の移動先が注目されています。
運営会社の「サクセス観光」は2025年1月、静岡県富士宮市と市内のテーマパーク「富士花鳥園」の土地賃貸借契約を結び、動物の移動を市側に打診していました。しかし、市議会などでは動物の受け入れについて反対の声があがっていました。富士宮市によりますと4月1日、サクセス観光から土地賃貸借契約の解消を申し出る文書が届いたということです。サクセス観光が市側の反発を受けて、動物の移動を断念したものとみられます。富士宮市は契約解消に向け、サクセス観光と協議を進めています。