体組成計などを手掛ける企業・タニタの公式Xは、2月25日に投稿を更新。他企業との“絡み”を見せましたが……。

【タニタと東洋水産の“絡み”とは?】「茶化すの良くない」批判の声2月中旬、人気商品「赤いきつねうどん」のCMが“性的”だと話題になった東洋水産。25日のポストで「タニタさんがフォローしてきた!」と報告し、ゲーム風に「にげる ぼうぎょ はかる なかまになる」とつづると、タニタの公式Xが「恐がることはないんだよ。友だちになろう」と返答しました。

この企業同士の“絡み”が賛否を呼ぶ事態に。「上手く説明できないんだけど、なんか企業の公式がこういう感じなのすごく嫌」「どっちもおもんない 企業アカウントは自社アピールだけしといてくれって思う」「ちゃんとした企業なの?と疑う。しっかりして欲しい。買うとか買わないじゃないの。広報のやり取り方良くない 茶化すの良くない」「本当に理解できないんだけど、このタイミングでフォローする理由って、煽ってフェミニストを不買させたいから?」と、「赤いきつねうどん」の騒動があった直後に企業同士が絡んだことが“炎上”しているようです。

「リスク管理ができてない」厳しい声もまた、「CMの炎上の是非は置いといて、昨今色んなものが炎上しているのに、個人アカじゃなくて公式アカウントでわざわざ渦中に入っていく人をX担当にして放置してる企業はかなりまずい。リスク管理ができてない」と、今回の問題を冷静に分析する声も。

さらに、「タニタも東洋水産も、社員の中には赤いきつねのCMに思うところがある方もいるだろうに、SNS担当が浅はかな呟きをしたせいで不買だの自社商品をバカにされたりで、本当に悔しい思いをしてると思う 広報担当の言動が社員の努力の妨げになってないかよく考えるべき 本当に稚拙、大変に浅はかだと思う」と、企業の中の人の心情を推し量る声も上がりました。

一方で、「これまじでなんで燃えてるの?」「ほとんどの人は全く何も気にしていないので、企業アカウント同士で楽しく盛り上がっていて欲しいなと想いました」という声も上がっています。

炎上リスクが高まる昨今企業価値を高めたり、ファンを増やすために、近年活発になっている広報アカウント。多くの人の目に触れやすいSNS上では、一挙手一投足に気を配らないと、“炎上”のリスクが高まります。たとえ意図しないものであっても、です。今後、多くの企業が自社の発信を見直し、より慎重に行動する流れが強まるかもしれません。
(文:橋酒 瑛麗瑠)