ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『コタキ兄弟と四苦八苦』、映画『宮本から君へ』などで知られる俳優・古舘寛治さん(56)が、主演を務める映画『逃走』が公開中だ。
演じるのは、1970年代の連続企業爆破事件に関与したとして指名手配され、逃亡から約49年後の2024年、入院中の病院で死の間際に「わたしは桐島聡です」と名乗り、4日後に死亡した男。桐島を演じた古舘さんに「名前」と「個人」について聞いた。

――しかし途中でその仲間もいなくなります。

古舘:見ましたよ。100点満点でしたね。これ以上はないだろうという、話題になるべきスピーチで、素晴らしかったです。