22日夜に三重県の国道で夜行バスが林に突っ込み、運転手が死亡、乗客21人がけがをしました。事故が起きたのは出発から1時間後のことでした。
クモの巣状に無数のヒビが入ったフロントガラス。前方が大きくつぶれた様子は衝撃の強さを物語ります。
事故が起きたのは22日夜8時半ごろ。三重県御浜町を通る道幅の広い国道です。車体は対向車線を超えて林に突っ込んでいます。
乗り降りする乗車口は木に当たりふさがれ、窓ガラスは衝撃で飛ばされてしまったのでしょうか。事故直後の現場を見た人はこのように話します。
乗っていたのは乗員・乗客合わせて23人。運転手の橋爪悟司さん(57)が意識のない状態で搬送され、その後、病院で死亡が確認されました。そのほか乗客21人が病院へ搬送されましたが、いずれも命に別状はないということです。
バスにはもう1人乗務員が乗っていましたが、けがをしているかどうかは不明です。
事故を起こしたのは西武観光バスが運行する夜行バスです。時刻表によると、午後7時半過ぎに和歌山県那智勝浦町を出発し、翌日午前7時20分にさいたま市大宮に到着する予定でした。事故が起きたのは出発からおよそ1時間後のことでした。
現場付近は夜でも交通量が多く、目撃者によると、運転をする人にとっては走りやすい道路だといいます。
一直線で見通しの良い道路のため、事故を見たときは疑問が浮かんだと話します。
西武観光バスはホームページに謝罪文を掲載しました。
(「グッド!モーニング」2025年3月23日放送分より)