「私がX(旧Twitter)で実父からの性虐待を告発すると、多くの女性から『私もやられた』というコメントがつきました。昔は、表立って言えるような時代ではなかった。時代は変化しましたね」
そう語るのは、埼玉県ふじみ野市に住む、一般社団法人PCASA JAPAN 代表の塚原たえさん(53歳)だ。現在は、17歳の時に入籍した夫との間に、7人の子に恵まれ、19人の孫がいる。初潮の頃に始まった、実父からの性虐待を週刊誌で実名告発してから約1年半。今、彼女が思うことを聞いた。
◆「和寛は死んでも構わない。たえちゃんはヤダよ」弟の自死に無関心な鬼のような父
そんな彼女は、16歳の時に、自立援助ホームに入所することになった。