フジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役会の結果を受けて取締役会長に就任した金光修氏(70)と、代表取締役社長に就任した清水賢治氏(64)が報道陣の取材に応じた。
元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発するフジテレビの騒動で、日枝久取締役相談役(87)が退任する。かねて同氏の進退に大きなフォーカスが当たっていたことについて、金光氏は「今回の一連の騒動を考えたときに、週刊誌、新聞、テレビ、SNSに色んな情報が飛び交ったと。その信頼性や信ぴょう性が定かではない中で世論が形成され、このような(退任を求める)風評が出来上がっていることや、メディアと世論の作り方に関して、どういうメカニズムになっているかを研究したい」とやや恨み節で語った。
また清水氏は前代表取締役会長の嘉納修治氏、フジテレビ前社長の港浩一氏が1月に辞任したものの、世論の留飲は下がらなかったことに触れ「世間は有名人の日枝さんにどうしても目が行ってしまうからこのような形になった」と分析。「社会の雰囲気も影響している」と述べた。
ただ、フジ社員からも狷枝体制瓩悗糧稟修寮爾和燭上がっていた。これを指摘されると、清水氏は「社員も世論なんですよね」と口を開いた。
「社員だから情報を多く持ってるかというと、社員も組織の一員で社会の一員なんです。(日枝氏と)一言も話したことがない人もいると思います。でもそういう風に思うのはなぜかというと、色んな風評の中で、彼ら彼女らはそう思うっていう」
続けて、会社の経営や、今後の不満が「犇饐櫺修気譴紳仂櫚瓩箸靴凸樵阿出てきたのではないかと思っています」と分析した。