先ごろ初めての記者会見に臨まれた悠仁さまは、3月18日に高校を卒業され、来月5日には筑波大の入学式が控えている。アメリカでの暮らしを続ける姉の眞子さんも、夫の小室圭さんと共にショッピングを楽しむ姿が目撃されるなど、順風満帆にも見える秋篠宮家。しかしながら、秋篠宮さまのある“ご姿勢”が懸念されているという。
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【独占写真20枚】ふっくらしたラインがうっすら…体形が変化したように見える「眞子さん」と、その姿を気遣わしげに見つめる「圭さん」 週末にショッピングを楽しむ「小室夫妻」の最新ショット
宮内庁は一昨年4月、広報室を新設。続けて昨年4月にはインスタグラムを開設し、情報発信に注力している最中である。
「インスタのフォロワーは190万人を超えました。当初より『天皇皇后両陛下のご活動等を発信していきます』とうたっており、投稿は現在、両陛下と愛子さまに関する動画や写真で埋め尽くされています」
とは、宮内庁担当記者。
「一方で昨年9月、西村泰彦長官が、今後は秋篠宮家を含む宮家の情報発信も検討していると明かしました。実際に2025年度予算には、インスタ用の撮影委託などで2700万円余りを計上。24年度の10倍以上にあたり、運用する広報室の職員も現在の10人から3人増員される予定です」(同)
これまで、昨年7月17日の宮中茶会の模様がインスタに投稿された際は、両陛下と共に出席されていた秋篠宮さまと佳子さまの動画も公開された。また、
「10月30日の園遊会、そして11月5日に文化勲章受章者らを招いて催された茶会の動画では、愛子さまと佳子さまが並ばれている場面も映っていました」(同)
が、こうした“例外”を除けば、秋篠宮家のご活動は全く公開されていない。さる宮内庁関係者が言う。
「予算や人員が増えるのはあくまで新年度からであり、現状では両陛下にまつわる投稿で手いっぱいという事情もあります。ですが、インスタに皇嗣家が登場なさらない最大の理由は、秋篠宮さまのご姿勢にあるのです」
そもそも広報室は「正しい情報」を発信し、かつ反論する際の基準作りを設けるとの目的で設置されたはずだった。これは他ならぬ秋篠宮さまが言い出された方針だったのだが、肝心の具体策が定まらないうちにインスタグラムが立ち上げられたわけである。
「当初の目的はうやむやになり、ひとまずインスタ人気に支えられているのが現状です。ところが“発案者”の秋篠宮さまは3年前のお誕生日会見で『おそらく私は(SNSは)やらないと思います』と仰るなど、情報発信に消極的なスタンスがうかがえるのです」(同)
予算増となる来年度は、新たにご一家についても発信せざるを得ないのだが、
「それにも限度があります。かねて“私的な情報は伝えなくてもよい”とのお考えをお持ちの秋篠宮さまですから、天皇ご一家のように、ご静養中のオフショットを公開なさるなど望むべくもない。現実には、ご公務での公式写真の投稿が関の山となるでしょう」(前出の宮内庁関係者)
宮内庁に尋ねると、
「インスタグラムの投稿範囲については、検討を行っているところです」(報道室)
海外の王室に詳しい関東学院大学の君塚直隆教授が言う。
「英王室は、1997年のダイアナ妃の事故死を転機にオープンな広報戦略を取り始めました。事故後は“チャールズ皇太子は次の国王にふさわしくない”といった批判が噴出しましたが、以後は積極的に王室の仕事や生活を公開して国民の支持を得られるようになりました。それが奏功し、現在ではデマ情報が流れても国民は“そんなはずがない”と受け止めるまでになったのです」
翻って秋篠宮家は、
「小室圭さんの問題で国民の不信感を生み出してしまった部分もあります。本来であれば率先して情報を発信なさるべきだと思います」(同)
果たして、4月から一変するのだろうか。
「週刊新潮」2025年3月27日号 掲載