国民民主党の玉木代表は4日、自身の不倫問題を受けて去年12月に受けた役職停止処分の期間が明けての記者会見に臨み「ご迷惑とご心配をかけた」と改めて陳謝した。
復帰会見では、冒頭3ヶ月間の役職停止処分を受けたことについてあらためて、「多くの人にご迷惑とご心配をかけた。党所属国会議員、自治体議員、仲間のみなさん、サポーター、そして私の家族、相手方関係者に改めてお詫び申し上げたい」と述べた。
さらに、役職停止処分の間の対応にあたった、古川代表代行ら党幹部に感謝を述べた。「103万円の壁の引き上げという重要かつ難しい交渉の時期に私が、戦線から離れることで、古川代表代行、榛葉幹事長、浜口政調会長中心にバックアップをいただいた」と述べた。
また「私事」と断ったうえで「妻にも感謝したい。この間ずっと支え続けてくれた。夫婦の信頼関係は揺らいでいないし、家族を大切に取り組んでいきたい」と述べた。
役職停止期間中の3カ月で24カ所で街頭演説やタウンミーティングを行ったほかダボス会議や台湾訪問など議員外交を行っていたと報告した。
その上で「手取りを増やす経済政策の必要性、方向性が 間違っていないと言うことを改めて確信した」と述べた。具体的には、「103万円の壁の引き上げ問題のみならず、中間層の手取りを増やす社会保険料の引き下げ、就職氷河期世代対策、住宅対策に今後これまで以上にしっかり取り組んでいきたい」と役職復帰後の活動の抱負を示した。
玉木氏の役職停止処分からの代表復帰は3カ月ぶり。