ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が広がっています。最新の1週間の患者数が、この時期としては過去10年間で最も多くなりました。
「感染性胃腸炎」は、ノロウイルスやロタウイルスなどに感染することで嘔吐や下痢などがみられる感染症です。
国立感染症研究所によりますと、先月23日までの1週間に全国の3000の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者の数は、1医療機関あたり10.32人にのぼりました。
7週連続で増加していて、この時期としては過去10年間で最も多くなっています。
感染性胃腸炎が増えている背景について、厚労省は「各地の飲食店などで起きている食中毒もひとつの要因として考えられる」とした上で、感染した人の嘔吐物などを処理する際は、二次感染を防止するために使い捨てのマスクや手袋を着用してほしいと注意を呼びかけています。