2月25日、滋賀県大津市にあるタワーマンションの11階のエレベーターホールで、女性(74)が頭から血を流し意識不明の状態で倒れているのが見つかり、女性の部屋では夫の岩崎安三さん(78)が頭などから血を流して倒れ死亡しているのが見つかった事件で、警察が公開捜査に踏み切りました。殺人未遂の容疑者として指名手配されたのは、大津市内に住む無職の岩崎真容疑者(50)です。警察によりますと、真容疑者は被害者らの息子で、警察はマンション11階のエレベーターホールで、74歳の母親の頭部や顔面に暴行を加え、殺害しようとした疑いがもたれています。
警察によると、司法解剖の結果、安三さんの死亡推定時刻は事件が発覚した2月25日の正午ごろで、頭や顔などに複数の傷があり、死因は頭蓋骨骨折などによる頭蓋内損傷でした。現場から凶器などは見つかっておらず、警察は、夫婦が鈍器のようなもので何者かに襲われた可能性もあるとみて、殺人などの疑いで捜査していましたが、警察は交友関係や防犯カメラ捜査などから、真容疑者がかかわった疑いが強まったとして、所在不明の真容疑者に対し、公開捜査を行いました。公開した防犯カメラの画像はいずれも事件当日の容疑者の姿です。身長は165センチから175センチ、メガネやニット帽、マスクなどした姿もあります。服装の特徴について警察は捜査中のため詳細は差し控える、としています警察は親子間のトラブルについては「把握していない」としています。