株式会社サンリオは26日までに公式サイトを通じ、人気キャラクター「クロミ」を巡る同社への訴訟の提起について声明を発表した。
サンリオ社は「当社に対する訴訟の提起について」と題した声明を発表。「当社は、当社のキャラクターである「クロミ」に関連して、株式会社スタジオコメット(本社:東京都練馬区、代表取締役:茂垣弘道 以下「スタジオコメット」といいます)から著作権等の侵害に関して訴訟を提起され、現在も訴訟係属中です」と発表した。
続けて「当社としては、「クロミ」の著作権は関連する契約等によって明確に当社に帰属しており、また、著作者人格権についても適切に処理されていると考えております」とし、「その上で、当社は、昨今のスタジオコメットの主張について、誠意をもって協議して参りました。しかし、当社の見解がスタジオコメットに受け入れられることはありませんでした」と経緯を説明した。
「当社としては、長年に渡りキャラクター等の知的財産権の取り扱いについて、適切に対応して参りました。今後も司法の場で当社の立場を明確に伝えて参ります」とし、「お客様ならびに関係者のみなさまにはご心配・ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます」とお詫びした。
スタジオコメット社は2005年にテレビ東京系で放送されたアニメ「おねがいマイメロディ」を制作。作中にクロミが登場する。