20代で突如始まった全身の吹き出物。皮膚科を8か所も転々とし、治療を続けるも改善せず、37歳になってようやく判明した意外な原因とは?2024年2月5日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』。この日のテーマ「振り回された!?」では、歯科医院で長年の皮膚トラブルの真相が明かされた、あるリスナーのエピソードを紹介しました。
20代の頃、急に顔中にニキビと、身体のあちこちに吹き出物ができ始めたというリスナーAさん。かゆみも伴うようになったため、個人病院の皮膚科を受診し、塗り薬と飲み薬を処方されたものの、一向に症状は改善されなかったそうです。

その後、Aさんは総合病院の皮膚科へ。「医師は私の顔と腕と背中などにできた吹き出物を見て、塗り薬と飲み薬を出しました」(Aさん)それでも改善が見られないため、今度は大学病院の皮膚科を訪れました。「顔と上半身だけでなく、下半身にもできた吹き出物を見せると、医師はまたも塗り薬と飲み薬を出すのみ。結局、37歳までずっと吹き出物は治りませんでした」(Aさん)
Aさんに転機が訪れたのは37歳の時。歯科医院で主治医から「金属アレルギー」の検査を勧められたAさんは、歯科口腔外科のある大学病院でパッチテストを受けることになりました。「何種類もの金属を肌に付けて、約1週間風呂も入らない検査の結果、金、白金、銅、銀、クロム、ニッケル、パラジウムなど、多数の金属にアレルギーがあることが判明」(Aさん)その結果を受けて、Aさんは治療を開始しました。「銀歯を全て取り除き、セラミックの歯に変えたら、顔のニキビと体中の吹き出物が見る見る綺麗に治りました」(Aさん)
8か所の皮膚科を転々としたAさんでしたが、一度も金属アレルギーの可能性を指摘されることはありませんでした。「歯科医師に感謝しております」(Aさん)ただ、ひとつだけ大きな問題がありました。「銀歯が10本もありました。セラミックは1本につき5万から10万円ほどかかり、健康保険が使えませんでした。金属アレルギーという病気なのに、その治療に健康保険が使えないのは納得できません」(Aさん)この予想外の展開に、北野誠と松岡亜矢子は次々と驚きの声をあげます。
北野「でもこれ、すごいね!」松岡「意外なところに原因が」皮膚科では発見できなかった原因が、歯科治療から判明したという思いがけない展開に、大いに盛り上がるふたり。北野「いやーこれはちょっとビックリしましたねー」松岡「歯医者さん、よく見つけてくれましたね。そうか、でも歯医者さんの方が意外とそういうのを気にするから。アレルギーがあるといけないからって」北野「銀歯を入れた時に吹き出物ができたら。金属アレルギーか。でもよかったですね、まだね」治療法が見つかったことへの安堵感と共に、保険がきかない治療費の問題には、やはり納得がいかないところです。(minto)
北野誠のズバリ2025年02月05日15時48分~抜粋(Radikoタイムフリー)