小林製薬の株主から「創業家への依存体質」について批判の声があがりました。 2月19日午前10時から大阪市内で開かれた小林製薬の臨時株主総会。冒頭、山根聡社長は「サプリに想定していなかった成分が入り皆さまにご迷惑をおかけした」と改めて謝罪しました。 開催にあたりモノ言う株主として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が紅麹サプリの健康被害を巡る一連の対応などを問題視し、新たな社外取締役の選任などが諮られましたが否決されました。 一方で、株主からは引責辞任した小林一雅前会長が特別顧問に就任するなどいまだ影響力が残る創業家への依存体質を批判する声があがりました。 (株主)「元会長を特別顧問として採用しない、ということがなぜできないのか?そこが一番ひっかかる」 企業風土にまで踏み込んだ経営改革はできるのか?厳しい視線が向けられています。