父と母……親を思い浮かべるときに、どのような気持ちになるかは人それぞれである。大半の人は“大切な存在”なのではないだろうか。たとえどんなに親に苦しめられても、人生を壊されても親は親。介護になっても、可能な限り協力したいと思う人が多いだろう。
それを大きく飛び越え、「親の介護ですか……ボッコボコにしてもいいならいいですよ」と話す、29歳のまなみさん。

泣き腫らした目は、冷やしたら次の日に腫れが引くレベルではなく、本当にひどい顔だったため、翌日の卒業式を休むことにしたという。すると、卒業式の欠席を母の告げ口で知った父は、怒り心頭で仕事を放り出して帰宅。まなみさんは父親に頭を踏みつけられながら、これ以上ないほどの怒声を浴びせられていたという。