インフルエンザの感染者数を表したグラフです。グレーのグラフが昨シーズン、茶色が過去最多を更新した2019年。そして最新のデータは見てみると、すでに過去最多を更新していて、2019年と比べても1カ月ほど早く、急激に増えていることが分かります。医師は重症化して「インフルエンザ脳症」を発症するリスクに警鐘を鳴らしています。
都内にある小児科のクリニック。
行われていたのは、インフルエンザの検査です。結果はどうだったのでしょうか。
通常よりも1カ月ほど早く、大流行しているインフルエンザ。最大9連休となった年末年始にも影響しました。
通常より早くインフルエンザが流行したため、その分、早めに収束するのでしょうか。
こうしたなか、心配されるのがインフルエンザの合併症です。
医師も注意を呼び掛けています。
村上医師によりますと、インフルエンザのウイルスは脳に影響を及ぼしやすく、小さな子どもは脳を守る機能が未熟のため、インフルエンザ脳症が発症するリスクが高いといいます。発症すると、けいれんを起こしたり意識障害を起こしたりする恐れもあります。
一命を取りとめたとしても、後遺症が残る可能性もあるというインフルエンザ脳症。どのように防げばいいのでしょうか。
生後6カ月未満の子どもはワクチン接種ができないため、周りの家族がワクチン接種や基本的な感染対策をすることが必要だということです。
(「グッド!モーニング」2025年1月12日放送分より)