“タレント議員の夫”といえば、公私混同と言われてもなお私設秘書を続ける三原じゅん子氏の24歳年下夫しかり、不倫で話題になった今井絵理子氏の現在の“内縁夫”しかり、よくも悪くも異色の面々が目立つ。昨今何かと話題の生稲晃子外務政務官(56)もご多分に漏れず、個性派の“イケイケ夫”を持つ身だという。
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【写真】アイドル時代と変わらない美貌を誇る生稲晃子氏(56)
国会議員の奥方とあらば、地盤を守るため地元を忙しなく回ることが少なくない。が、生稲氏の夫である佐山智洋氏(61)の場合、別の意味で仕事が増えたという。
「佐山さんは独身時代、『仲畑広告映像所』のCMプランナーでした。生稲さんと結婚後の2008年に独立し、以降は映像制作会社の社長を務めていますが、このところ広告の仕事が増えていると聞きます。生稲さんが議員になったことで、会社の信用度もアップしたのでしょう」(芸能関係者)
それに対して、当の生稲氏は昨年、災難続きだった。さる自民党関係者によれば、
「“赤ベンツ不倫”が発覚した広瀬めぐみ氏の議員辞職に、生稲さんはショックを受けていました。というのも、二人は22年の参院選で初当選した同期生で、生稲さんの誕生日には広瀬さんが議員会館に駆け付けるほど親しかった。広瀬さんが辞職後、今度は秘書給与詐取で在宅起訴された時には“こんな悪い人だと思わなかった”と嘆いていたほどです」
さらに、石破政権で外務政務官に起用された際にも一騒動が。
「彼女は初当選直後の22年8月15日、靖国神社に参拝したと共同通信に報じられました。昨年11月、当時のその記事に韓国外交部が言及し、彼女が出席する佐渡金山の労働者追悼式を韓国側関係者がボイコットする事態となったのです」(同)
周知の通り、共同の記事は誤報と判明。気の毒な事故だったわけである。
慣れぬ政治家業に翻弄される生稲氏。頼りは21年連れ添う佐山氏で、あまり知られていないが、二人は東京・六本木で鉄板焼き屋「佐吉」を経営している。
「夫婦には18歳になる一人娘がおりまして……」
とは「佐吉」の関係者。
「生稲さんは初当選の年の秋からその娘をハワイに留学させています。母親の自分が日本でいろいろ言われても、海外にいれば騒がれにくかろうという判断からです。娘がいない分、夫婦水入らずの時間が増え、夫婦仲は良いと聞いていますよ」
で、佐山氏の評判はというと「絵に描いたような業界人で、イケイケの広告マン」なのだという。
「広告業界で培った豊富な人脈を生かし、制作会社と広告代理店やクライアント企業をつなぐようなこともしています。健康食品のCMを多く手がけ、現場にマメに顔を出す一方、うるさいことは言わない、話の分かる人ですね」(先の芸能関係者)
広告業界に入る前の20代の頃には、
「俳優の名高達男さんの付き人をしていました。87年に名高さんが六本木のスナックで客の夫婦ともめてトラブルになった際、佐山さんも書類送検され、共に起訴猶予処分になったと報じられています」(先の芸能関係者)
“飲み会好き”な人物としても知られており、
「特に若い女の子と飲むのが大好きで、近年も『佐吉』でモデル系の若い美女たちと飲み会を楽しんだりしています。声が大きい上にお喋りで“なんかうるさい客がいるな”と思うと、佐山さんだったりします」(同)
生稲氏も議員になる前は店によく顔を出していたという。夫の嗜好(しこう)も知った上で「今は夫の好きにさせているようです」と言うが、外交に続き、夫婦関係にも変事が起こらぬように祈るばかりだ。
「週刊新潮」2025年1月16日号 掲載