千葉・四街道市で電柱や集合住宅の壁などにスプレーで落書きをし、器物損壊の疑いで男が逮捕された。逮捕前の取材で「全部神様の指示」と語っていた男は、「不良少年たちが悪さをしないように字を書いた」と容疑を認めているという。
フジテレビの取材に、自らを“アーティスト”と名乗る人物。千葉・四街道市で電柱や集合住宅の壁などにスプレーで落書きをし、器物損壊の疑いで逮捕された高橋栄容疑者(42)だ。
2024年12月、市内の至る所に書かれていたのは「仏」や「愛」「孫悟空」とみられる文字。確認できているだけでも、その数何と60カ所以上だ。
高橋容疑者は一体何のためにこのような落書きをしたのか。
逮捕前の17日、フジテレビの取材に対し、高橋容疑者は「治安の悪化に向けて、そういった内容(落書き)をやってくれと」「全部神様の指示。俺は疑いなく(神に)ついていってるんで、(神様は)全部わかってる。何が起きてるかとか」と話し、神のお告げで落書きをしたと主張していた。
さらに、「犯罪組織とかの動きがあるところに『愛』って書いて。アーティストっていうか、芸術家みたいなもん。(文字の)下が『友』、友達として受け入れてなんぞやと」と語った。
しかし、その日に周辺を取材すると、ペンキで塗り潰された落書きがあった。
実はこの時には、高橋容疑者は警察の捜査を受けていたというのだ。
高橋容疑者は「(Q.警察が来てから塗りつぶした?)警察が来てから塗りつぶしたっすね、もちろん」と笑った。
自身で落書きを消していたという高橋容疑者。
何でも分かっているという神様から、捜査のお告げはなかったのだろうか。
高橋容疑者は調べに対し「治安が悪いと不快に感じた。不良少年たちが悪さをしないように字を書いた。漢字を見て改心してもらいたいと思った」と供述し、容疑を認めている。(「イット!」1月23日放送より)