当時4歳の次女を不凍液で“毒殺”したとして、2024年2月に妻の志保被告とともに逮捕され、その後、自身の父母と姉の殺人罪でも逮捕・起訴された細谷健一被告(43)。逮捕時も“堂々”としていた細谷被告の巨体が記憶に新しいが、留置所仲間によると、その後、細谷被告は激ヤセしたという。
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「細谷くんの体重は勾留当初、130キロ近かったそうですが、8月時点で約70キロにまで落ちており、支給されるスウェットが『LLサイズからLサイズになっちゃった』と語っていました」
そう証言するのは、薬物の使用・所持の容疑で、昨年逮捕された40代男性だ。男性は、逮捕されてから東京拘置所に移送される8月末まで、原宿署の留置所、A棟4階に勾留されていた。途中、男性は部屋の移動を命じられ、移った部屋の隣に細谷被告がいたという。なぜ、細谷被告は痩せたのか。
「同じく勾留されていたコロンビア人が筋トレマニアで、毎日の運動や週2回の風呂の時間に、同じフロアの連中に自重(じじゅう)トレーニングのメニューを教えていた。留置所って、他にやることもないですからね。A棟4階では筋トレが大ブームになっていたのです」(前出の男性)
細谷被告もその例外ではなく、コロンビア人に伝授されたトレーニングに日夜励んでいたという。その内容は「ヒットトレーニング」と呼ばれる本格的なもので、脂肪燃焼効果が高いことで知られる。加えて、ハードな食事制限も自らに課していたそうで、
「炭水化物を極力避け、出される食事にはほとんど手を付けなかった。その代わり、金持ちの彼は昼に800円ほど払い“自弁”(自分で代金を支払って購入する別メニューの弁当)を頻繁に取っていた。よく焼肉弁当を注文し、米の上に乗った肉だけを食べていた」(同)
細谷被告は、自身の犯行への関与を否定していたそうだが、この留置所仲間に話した“不用意な一言”はそんな主張を覆しかねないものだったという。1月8日発売の「週刊新潮」では、不凍液について漏らした“感想”を含め、留置所仲間が見た細谷被告の言動を詳しく報じる。
「週刊新潮」2025年1月16日号 掲載