22日(日)から列島を覆っていた“クリスマス寒波”。その影響で、24日(火)には青森・酸ヶ湯の積雪が史上最速で3メートルを超えた。
日本海側を中心に各地で平年2~3倍以上の雪となっていて、北海道・八雲町熊石では5.2倍もの積雪だ。
記録的な雪をもたらしている寒波だが、この年末年始で「あと2回」やってきそうだ。
1回目の寒波は、27日(金)から28日(土)にかけてやってくる。
先週、気象庁が注意を呼びかけていた、年末年始にかけて来る見込みだった強烈寒波が、最新の予想で少し前倒しになった。
この2日間は、特に日本海側を中心に広い範囲で大雪となって、新潟県と長野県北部では警報級の大雪となる可能性がある。
平地でも雪を降らせる寒波が列島を広く覆うため、静岡県や愛知県、中国地方や四国・九州でも雪の予想が出されている。
交通への影響が心配されるので、帰省やお出かけで移動される方は、最新の情報を確認して余裕を持ったスケジュールを組んでいただきたい。
次の寒波は、年明け1月2日(木)から3日(金)にかけて一気にやってくる予想だ。
1回目の寒波同様、日本海側を中心に広い範囲で大雪となりそうだ。
この「正月寒波」は、お出かけ先からお戻りになるタイミングと重なりそうだ。
予想はまだこの先変わっていくので、最新の気象情報を引き続き確認していただきたい。
【執筆:フジテレビ気象センター・川原浩揮】