師走に突入した、この週末。
紅葉の見頃を迎えた高尾山の山頂は人で埋め尽くされ、東京・日本橋と横浜では大規模なパレードが同時開催。
一方、無法地帯と化していたのがコンビニと富士山が撮影できるあの場所。
黒幕の撤去でマナー違反が続出。
各地の人気スポットで目撃されたのは人混みと危険行為の数々でした。
抜けるような青空に赤く色づく木々。
東京都内の人気スポット高尾山では紅葉の見頃を迎えました。
道を埋め尽くすほどの人が、鮮やかな景色をひと目見ようと高尾山を訪れていました。
初めて来たという登山客は「ちょっときつい。息切れちょっとしてる」と話しました。
紅葉を楽しみに来たという女性は、「あんまり景色楽しむ余裕がなくて登るのに必死」と話しました。
そして、紅葉が見頃を迎えた山頂は見渡す限りの人で大にぎわいとなっていました。
紅葉が気軽に楽しめる高尾山ですが、登山道には木の根による段差や無数の階段などが行く手を阻みます。
しかし、坂道をサンダルで登るといった季節外れの服装の人も見られました。
一方、東京と横浜では11月30日、同時刻に2つのパレードが開催。
沿道は大勢のファンで熱気に包まれました。
東京・日本橋で行われたのが、パリオリンピック・パラリンピックに出場した選手たちによる応援感謝パレード。
沿道には約1万人のファンが駆け付けました。
オリンピック2連覇を果たした柔道男子66kg級の阿部一二三選手(27)をはじめ、総勢107人の選手がファンに感謝を伝えました。
フェンシング女子団体で銅メダルを獲得した江村美咲選手(26)はファンにメダルを触らせる“神対応”を見せていました。
さらにレスリングで金メダルを獲得した藤波朱理選手(21)はファンお手製の巨大な顔のボードにサイン。
そして、約30万人のファンが駆け付けたのが、神奈川・横浜市で行われたプロ野球、横浜DeNAベイスターズの日本一優勝パレードです。
26年ぶりに日本一とあって沿道には人、人、人。
“ハマの番長”三浦大輔監督もスマホを使って自撮り。ご満悦の様子です。
約1.5kmのコースを1時間半。選手とファンが優勝の喜びを分け合いました。
三浦監督:I LOVE ヨコハマ!
一方、人気観光地では問題も。
青空のもと雪化粧した富士山とコンビニ。
山梨・富士河口湖町の外国人観光客が殺到する撮影スポットです。
2024年8月、台風の影響を考慮し黒幕を撤去。
しかし、雪化粧した富士山とコンビニを撮影しようと外国人観光客らによる迷惑行為が再び始まっていました。
車が通行していても無謀な横断をする人の姿が相次ぎました。
富士山を目隠ししていた黒幕の撤去で再過熱する迷惑行為。
地元の人は「飛び出してくるとかすごいあるので、あそこ通るときは怖い。できれば(柵とかは)なく共存できる形が一番良い」と話します。
インスタグラムを見て訪れたという、ロシアからの観光客は「アメージングビュー!」と話し、マナーを守り富士山とコンビニを撮影した写真を見せてくれました。
富士河口湖町は新たな対策として、今度はコンビニ側に柵の設置を検討しているということです。