認定こども園で保育士による園児の虐待。保護者らが第三者委員会での調査を求めています。 (保育士A)「早く!どうすんの!開けて(机をたたく音)塗って!(机をたたく音)」 (保育士B)「私〇〇(幼児の名前)をジャイアントスイングして投げたい」 (保育士A・C)「(笑い声)」 これは、今年6月八尾市にある私立の認定こども園で録音された、2歳児クラスを担当する保育士3人の声です。異変を感じた保護者が子どものかばんにボイスレコーダーを隠し録音、子どもを責め立てる場面や、ばかにするような場面もありました。
通報を受けた市は「心理的虐待にあたる」として園を調査、保育士3人は諭旨退職処分となりました。一連の問題は「運営等に重大な問題」が疑われる虐待として市で初めて特別監査の対象となりましたが、これまで実態を明らかにしてきませんでした。 12月3日の市議会で初めてこの問題に触れた大松桂右市長は… (八尾市 大松桂右市長)「本市として継続して当該園への立ち入り検査等を行うことにより、現在、問題なく保育が行える状況となっていることを確認しております」 しかし、関係者によりますとこの園では、ほかにも保育士が園児をトイレに閉じ込めるなどの虐待をしていたという証言があるということです。 (共産党 田中裕子市議)「心理的虐待だけだというふうにみなしているのかどうか」 (八尾市こども若者部長)「確認できているのは、心理的虐待でございます」 市は「心理的虐待」以外の虐待を認めておらず、保護者らは第三者委員会での調査を求める方針です。