他人名義の電子マネーの決済画面で店からタブレット端末を詐取したとして、愛知県警は5日、いずれも栃木県佐野市のパートの女(31)と無職の女(32)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
2人は保育園の「ママ友」で、「闇バイト」の実行役を募る役目だったという。
発表などによると、2人は8月12日、大阪市の家電量販店で、他の者と共謀し、不正に入手した他人名義の決済画面をスマートフォンに提示し、タブレット端末1台(約39万円)を詐取した疑い。パートの女は「生活費欲しさにやった」、無職の女は「ホストやギャンブルで借金を重ねて首が回らなかった」と供述し、容疑を認めている。
捜査関係者によると、2人は店で商品を詐取する実行役ではなく、闇バイトとして実行役を募ったり、何者かの指示で商品を転売した収益を複数の口座に移したりする役目を担っていたという。