今夏の配信開始から人気の衰えないNetflixの『地面師たち』。不動産業界の広さと深さに衝撃を受ける作品だが、もちろん地面師以外にもワケあり不動産関係の企業は多く存在している。ナイトワーカーをメインにするワケあり不動産屋を経営するA氏(30代後半)に話を聞いた。
◆“ワケあり”専門の不動産

近年は、物件のオーナーや管理会社などの利益を守ることを重視しており、入居者のことはあまり考えられてないのが実情だ。昔、テレビで見た「売れない若手時代に、大家さんに謝って、家賃を何カ月も滞納させてもらっていた」という人情話は、今の都心では、もうない。

呼び出しの理由は、A氏の不動産屋とアリバイ屋の利用者が、ある殺人事件の捜査線上に容疑者として浮上したとのことだった。