近年、動画投稿サイトなどの広まりにより、世の中のあらゆる映像を目にする機会が増えています。それらは、時として有益な場合もありますが、中にはプライバシーの観点から問題が生じるケースも少なくありません。今回は、報道映像の犠牲になってしまったある男性を紹介します。
◆ほぼ完璧な父親で夫だった

「女性レポーターがマイク片手に現場から取材している映像でした。注視すると、どうやら傷害事件の続報が入ったようでした。レポーターの声をバックに、事件当日の現場映像が繰り返し流れていたのですが、次の瞬間目を疑いました。私とA子さんが映っているんです。しかも手つなぎで」