別の報道機関に勤める男性記者に「会いたい」などとメッセージを繰り返し送ったとして、警視庁本所署がストーカー規制法違反容疑で、日本経済新聞社経済部記者、花沢葵容疑者(33)を逮捕していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。
逮捕容疑は17~25日、別の報道機関に勤める30代の男性記者に対し、電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のチャット機能で「会いたい」などとメッセージを計64回送り、ストーカー行為をした疑い。
捜査関係者によると、花沢容疑者と男性は仕事を通じて知り合い、過去に交際していた。昨年以降、たびたびストーカー行為があり、同署はストーカー規制法に基づいて複数回、口頭で警告していた。
同容疑者は「『会いたくないならブロックして』と伝えていた。受け入れられていると思っていたので納得いきません」と話し、容疑の一部を否認しているという。
日経新聞社広報室の話 社員が逮捕されたことは大変遺憾。事実関係が判明し次第、厳正に対処する。