創業100年以上の老舗のお弁当店が投稿した写真が今、話題を呼んでいる。
とり肉、錦糸卵、刻みノリがのったお弁当をよく見ると…3色の具材がのっているのは食パン。その名も…
「かしわめしパン弁当です!」
明治25年創業、老舗弁当屋・中央軒の名物弁当「かしわめし」。この「かしわめし」を改良し、ごはんをパンに変えた“かしわめしパン弁当”を開発した。
それにしてもいったいなぜ、ごはんをパンに変えたお弁当を考案したのだろうか。
中央軒 児玉隆二社長:今、米不足じゃないですけど、米の代わりになるものって思ったときに思いついたのが食パンでした 。
猛暑の影響や世界的な日本食ブームが重なり、米不足になったことがきっかけで“パン弁当”の開発にいたったという。そのパン弁当には、調理工程にもこだわりが…。
中央軒 児玉隆二社長:フレンチトーストみたいに、かしわめしのご飯を炊く「だし」につけて焼いてみたらどうかなと思って。
こだわりがつまった“かしわめしパン弁当” 。そのお味は…?
中央軒 児玉隆二社長:すっごい、これおいしいですよ。
米不足の一方、「物価の優等生」といわれ、食卓を支えてきた豆腐にも異変が…。
練馬区で55年続く豆腐店の店主は、上がり続ける原材料や光熱費などに悲鳴をあげていた。
山新豆腐店 和田元平 店主:1年ぐらい前からバンバン上がってきてるね。
この豆腐店では、原材料の大豆や光熱費が約2割、容器代が4割ほど上がっているという。
帝国データバンクによると、「豆腐店」の倒産と廃業は過去最多となった2023年を大幅に上回るペースとなっている。
山新豆腐店 和田元平 店主:しょっちゅう(他の豆腐店が)辞めたこれが辞めたって聞く。胸がつまるけどどうしようもない。
“物価の優等生”豆腐。価格への理解が進まなければ、今後さらに倒産や廃業が増加する可能性が指摘されている。(「イット!」 8月6日放送より)