岸田文雄首相が14日、来月の自民党総裁選に出馬しない意向を示した。不出馬の理由として、自民党の裏金問題をめぐり「誰かが責任を取らないといけない」と話しているという。
速報ニュースに元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏はX(旧ツイッター)で「次期総裁選には不出馬という情報! マジか!」と仰天。
元大阪府知事の橋下徹氏はXで「ここまでの覚悟があるなら政治と金の問題でこれまでの自民党の考えを全部ひっくり返す改革を実行すれば支持率は上がっただろうに」と述べ「政治と金改革以外の政策の実行はかなり成果があったので残念だ」と、志半ばでの総裁選不出馬に思いを馳せた。
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏はNHKの速報を踏まえ「出るとなったらニュースだろうが」とひと言。最初から総裁選辞退を予想していたようで、この決断は想定の範囲内といった印象だ。
岸田氏が不出馬を表明したことにより、総裁選は一気に混沌としてきた。石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境大臣の他、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣らが出馬に意欲を見せている。「ポスト岸田」レースはどうなるか――。