「以前からある症状だけど、最近ひどくなってきたかも?」と感じたら、それは病院に行くサインかもしれません。今日は筆者が知人から聞いた、【肩こり】が即入院にまで発展したお話を紹介します。

私は50代のパート主婦です。仕事がデスクワークなので、以前から多少肩こりに悩んでいました。
50歳をすぎたあたりから、さらにこりを強く感じるようになって、マッサージに通い始めましたが、なかなか症状は改善せず。
ときおり、左肩が動けないくらい痛むことがありましたが、しばらく我慢しているとおさまるので、病院には行っていなかったのです。
「もういい歳だから、体にガタが来るのは仕方ないのかしらね」なんて思っていたのですが、この【肩こり】が、実はとある病のサインだったのです。
ある日の仕事中に、いつものように左肩に締め付けるような痛みを感じました。ただしその日は、それまで経験したことのない胸の圧迫感と息切れも同時に襲ってきたのです。
さすがにおかしいと思い、会社を早退してすぐに病院に行ったら、診断された病名はなんと【心筋梗塞】。お医者様に「このまま今日から入院してください」と言われてしまいました。
実は重度の肩こりだと思い込んでいたのは、心筋梗塞の前兆だったのです。
幸いすぐに治療できたため、後遺症は残らずに済みましたが、お医者様に「あと数時間遅かったら、何かしらの後遺症が残っていたかも」と言われて、思わず身震いしました。
考えてみれば、私はそれまでヘビースモーカーで、脂っこい食事ばかりとっていたので、「そりゃ身体も悪くなるわよね」と猛反省。
それを機にキッパリ喫煙をやめて、ヘルシーな食生活を心がけています。その成果が出ているのか、退院してから数年経ちますが、今のところ一度も再発していません。
「人生100年時代」と言われるように、昔よりも寿命が伸びている現代。老後のためにも、健康的な生活を心がけるのはもちろん、体のSOSを感じたら病院に行きましょう。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N