関東などは18日、梅雨明けとなったが、来週にかけて10年に一度といわれる猛暑が予想されている。熱中症にさらなる警戒が必要な中で、今、心配なことがあるという。
それは水を飲めない子どもが増えているということ。
いったいどういうことなのか、お子さんを育てる皆さんに話を聞いた。
ーーお水を飲めない子どもが増えているということですが、周りに実際にいたりとかしますか?(30代)あんまり飲まないですね。(水は)好きじゃないみたいで、ジュースばっかり飲んでます。(水筒に)水を入れているんですけど、ほとんど減らないでそのまま戻ってきています。
(30代)お水はあんまり飲まないですね。甘いのしか飲まないんで悩みではあります。
(高校1年生)お水が好きじゃないので飲めません。麦茶を飲んでます。(40代)困りますよね…。(水を)飲めないと…。
小児科の赤坂ファミリークリニック・伊藤明子院長も、水を飲めない子どもが増えていると指摘している。
子どもの栄養と発達にくわしい赤坂ファミリークリニック・伊藤明子院長:いろいろな調子を崩していらっしゃる患者さんに、食事の内容とか飲み物の内容とか、私は聞くんですけれども、「お宅のお子さんはお水を飲んでますか?」というふうに聞くと、「いやー実はあんまり飲まないんですよね」「飲みたがらないです」とお答えになる親御さんは結構います。
子どもが水が飲めないというのは、いったいどういうことなのか。
実際に水が飲めないというお子さんの映像を見ると、水は「おいしくない」と言って苦手な様子で、お茶だと飲めるという。
お母さんも心配している。
水が苦手な子を持つ親:今暑いので、水筒(の麦茶)を飲ませてはいるんですけど、それが空っぽになったときに、先生がお水を入れてくださったときがあって。ただそれをまったく飲んでこないので…。やっぱり熱中症とか心配ですね。
水が飲めないことで心配されるのは、やはり熱中症。
さらに糖分が含まれるジュースとかスポーツドリンクばかり飲んでいると、肥満の心配もあるという。
では、どうしたらいいのか。
赤坂ファミリークリニック・伊藤明子院長は「水や麦茶でいいんですが、味のないものを離乳食のあたりから、ちょこちょこ導入して飲ませていくっていうことで、まず慣れていく。ちょっと年齢が高くなった子では、(水に)レモンを一切れ入れるとかでもいいですし、少し風味をつけた水を用意するのもいいかもしれません」とアドバイスする。(「イット!」7月19日放送より)