川崎市教育委員会は26日、生徒会費約580万円を着服したとして、市立高校の英語科の女性教諭(40)を懲戒免職にしたと発表した。
市教委によると、教諭は生徒会会計担当となった2022年4月から24年2月までの間に、食費や洋服代に充てるため、生徒会費から計584万8550円を着服していた。
保護者から毎月徴収し、年間で計約800万円になるという。教諭は少なくとも79回、最大で約60万円を出金していた。教諭は6月25日に全額返済した。
教頭が今年4月、通帳の残高不足に気づき発覚した。市教委は同校の校長(60)に減給10分の1(1カ月)、当時と現在の教頭にそれぞれ文書訓告の処分をした。