物価高の影響は修学旅行先として人気の京都の旅館にも重くのしかかっています。修学旅行生を受け入れれば受け入れるほど赤字のピンチに悲鳴が上がっています。
修学旅行シーズンの今、一番人気の訪問先といえば京都。京都にある「旅館こうろ」は、年間の予約のうち半分が修学旅行生だといいます。
修学旅行は宿泊先や新幹線などの交通機関を大幅に確保する必要があるため、およそ2年前から予約が入る仕組みとなっています。そのため、経営の見通しが立ちやすいという利点があるのです。一方で、手放しに喜べない状況もありました。
それが、想定外の「物価高」。予約時の2年前に修学旅行生1人あたりの単価を決めるため、直近の物価高分を宿泊料金に反映することができず、赤字の危機にひんしているというのです。
こちらの旅館の修学旅行生1人あたりの平均単価は9300円。ただ、採算をとるためには、2000円は単価を上げたいと話します。
北原さんの宿では、赤字を出さないために、こんな工夫もこらしていました。
北原さんは修学旅行生の受け入れを続けていきたいと話します。
(「グッド!モーニング」2024年6月29日放送分より)