《沖縄の少女が米兵に性的暴行されたニュースを日本政府は3ヶ月間、発表しなかった。沖縄、慰霊の日の岸田さんへのヤジや批判が強くなるからね。誰を優先してるんだ この国は》
お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔が、6月27日、Xに投稿した冒頭のポストが話題を呼んでいる。
「村本さんが投稿した件は、沖縄の嘉手納基地・第18航空団に勤務する空軍兵長の男が、16歳未満の少女を誘拐し性的暴行を加えたとして、不同意性交とわいせつ誘拐の罪で起訴された事件です。
起訴されたのは米国籍のブレノン・ワシントン被告(25)で、起訴状によると、被告は2023年12月24日、沖縄本島中部の公園で『寒いから、車のなかで話さないか』などと少女を自分の車に誘い、自宅まで誘拐。少女が16歳未満と知りながら、わいせつな行為をした疑いで、沖縄県警嘉手納署が2024年3月11日、書類送検していたことが最近、明らかになったばかりでした」(週刊誌記者)
村本の指摘にもあったように、6月23日は、第二次世界大戦末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」。岸田文雄首相はこの日、沖縄県糸満市の県平和祈念公園を訪れ、沖縄戦の犠牲者を悼む「沖縄全戦没者追悼式」に参列している。さらに少し前には、沖縄県議会選挙(6月16日投開票)もおこなわれていた。こうしたこともあり、村本のXのコメント欄には、
《沖縄県議選もありました。明らかにこれらの日程が過ぎるのを待っていましたよね…》
《沖縄では自民党が選挙で勝った。それもある。選挙前に公表すると確実に自民党にとって不利になるからね》
《岸田は何だかんだ沖縄に寄り添ったフリしているが 結局はこの国は先の大戦同様 沖縄を再び日本の捨て石にしているよ》
など、共感の声が多く寄せられていた。
さらに6月28日、今度は沖縄県読谷村で、5月、性的暴行をしようとした女性にけがをさせたとして、在沖米海兵隊の男を不同意性交等致傷罪で起訴したことが、那覇地検によって明らかにされた。
「起訴は5月17日付。県警は男を逮捕しましたが公表せず、県にも連絡していませんでした。起訴されたのはジャメル・クレイトン上等兵(21)。起訴状によると、5月26日、読谷村内で性的な目的から女性の頭部を絞めつける暴行を加え、女性に結膜下出血など全治約2週間のけがをさせたとのこと。
28日午前、県庁で記者団の県庁で取材に応じた玉城デニー知事は『言葉にならない。本当に怒り心頭だ』とコメントしました。県警は28日午後、逮捕を公表しなかった理由について『被害者のプライバシー保護のため』と説明し、男の認否については明らかにしませんでした。相次ぐ米兵の性的暴行事件に、県民の反発はさらに高まるものと思われます」(同前)
村本の「誰を優先してるんだ この国は」の叫びは、沖縄県民の共通の声か。