工事中に誤って水道管を破損?高級住宅街「港区白金」に大量の水があふれ水浸しの状態に。飲食店などに浸水する被害が相次いだ。
勢いよく道路を流れる茶色く濁った水。
これは6月27日午前11時半ごろ、高級住宅街として知られる東京・港区白金で撮影された映像だ。
周辺の道路は一面水浸し。大量の水が川のように流れているのがわかる。映像には行き場をなくした住民が花壇の上に避難する様子も記録されていた。
動画の撮影者は「どこまで今後水が増えるのか、私自身もすごく不安な気持ちになりました」と当時の状況を振り返る。
なぜ冠水が起きたのか?
警視庁によると、現場では直前までガス管の工事が行われていて、その作業中、何らかの原因で水道管の連結部分が外れた可能性が高いという。
この冠水によって付近では、飲食店や事務所が浸水するなどの被害が相次いだ。現場の目の前にある飲食店の女将は、「急にゴオオってすごい音がして、何かと思ってのぞいたら水がすごくあふれてきたんですよね。それであっという間に洪水みたいになってしまって…」と当時の状況を語る。
その時の様子を店主が撮影した動画には、床一面に水があふれ、店主の脛の辺りまで水に漬かっているのが分かる。
現場周辺の水位は一時、約30cmに達したが、約1時間半後に水は引いた。警視庁は、工事の際に誤って水道管を破損させた可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。(「イット!」6月27日放送分より)