兵庫県加古川市で、教育委員会を名乗る人物が住宅を訪問し、児童らの体操服を回収しようとする事案が確認された。
教育委員や教委事務局の職員が自宅を突然訪れることはなく、市は、教委を名乗る訪問があった場合、警察への相談や市教委への情報提供を求めている。
市教委によると、5月30日に教委を名乗る女性が家のインターホンを鳴らし、「小学5年生より小さい子どもはいるか」と尋ねた。翌31日には別の住宅に、同じように教委をかたる人物が訪問していることがわかった。今月4日には、自宅の庭にいた別の地区の住民に、男性が「体操服の回収をさせてほしい」と声をかけてきたという。
いずれも不審に思った住民からの問い合わせで市教委は事案の発生を把握した。各学校を通じて保護者に警戒を促し、市の防災ネットのメールでも注意を呼びかけている。