福岡・北九州市で9日、黄金に輝く希少な絶滅危惧種のヘビが撮影された。このヘビはアルビノ個体で、通常は野生で生き延びるのが難しいため、発見されたのは「奇跡」だという。ヘビは、北九州市内の動物学博物館で飼育される予定だ。
福岡・北九州市で9日、生き物にくわしい専門家が「うおおお。すごいものを見た」と、思わず絶叫するほど希少な生物「黄金に輝く幻のヘビ」が撮影された。
このヘビの正体は、夜行性のためほとんど人前に姿を見せない、福岡県などの絶滅危惧種「タカチホヘビ」。
本来は褐色だが、さらに体の色素が抜けてしまっている「アルビノ」という珍しい個体だ。
通常、アルビノの個体は、野生に溶け込めず捕食されやすいため、大人になるまで生き残っているのは、まさに「奇跡」だという。
北九州市ほたる館・鵜澤拓哉館長は「最初に画像を見た時は足が震えたというか、こんなものが本当に世の中にいるのかというか」と話している。
現在は、「北九州市ほたる館」で飼育されていて、夏休みまでに常設展示する予定だ。(「イット!」 6月11日放送より)