5月11日の夕方、皇居を出た1台の白いアルファードが、内堀通りを凄まじいスピードで通り過ぎていった。乗っていらしたのは天皇家の長女・愛子さまだ。
「この日は愛子さまの初の単独ご公務で、国立公文書館を訪問されました。しかし皇居を出るときから時間が押していたのか、相当あわてておられたのでしょう。2分ほど遅刻して到着された後、足早に建物の中に入られました」(皇室担当記者)
公文書館では、12日まで開催されていた「夢みる光源氏-公文書館で平安文学ナナメ読み!-」を鑑賞された。
「卒論で平安文学をテーマに選んだ愛子さまのご関心とも重なるご公務ですが、少し地味な印象は否定できません。また展示の最終日前日にいらしたのも、あえて目立たないタイミングを選んだかのようです」(皇室ジャーナリスト)
その背景には、4月末に共同通信が行った全国世論調査で、女性天皇を容認する人が9割となったこともあるだろう。
「ここ最近の愛子さまフィーバーにより、『愛子天皇待望論』が再燃してきています。愛子さまのご公務が目立ち過ぎないように、両陛下と宮内庁は苦慮されているのでしょう」(同前)
将来、皇統は秋篠宮家に移るが、愛子さまの好感度は増すばかりだ。
「週刊現代」2024年6月1日号より
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