新潟市は27日午後、東区の一般住宅からマムシが逃げ出す事案があったとして、遭遇しても近寄らないよう注意を呼び掛けています。逃げ出したマムシは体長30センチほどで、毒をもっているため、発見した場合は、絶対に近づいたり、触ったりせず警察または市へ連絡してほしいとしています。新潟市や警察などによりますと新潟市東区紫竹4丁目で27日午後7時前、一般住宅からマムシ1匹が逃げ出したと持ち主の住人から消防へ通報があり、住人の男性がマムシにかまれたとして、病院へ搬送されました。男性は意識はあり、入院し治療を受けているということです。

新潟市保健所によると、男性は27日夕方、小千谷市の山間部で2匹のマムシを捕獲し自宅で保管していたということです。2匹のうち男性のもとに残っていたほうのマムシ(写真)は体長が逃げ出したマムシとほぼ同じで捕獲した際は車の中にいたということです。男性は自宅に帰り“マムシ酒”をつくろうとペットボトルにマムシを入れようとした際にマムシにかまれ逃げられたといい、一匹はビニールに入ったまま残っていました。男性はマムシ酒づくりは初めてだったということです。保健所によるとマムシは性格はおとなしいとしながらも毒を持っていて、かまれると痛みがあり、病院で解毒する必要があります。解毒せず処置が遅れた場合、死亡した事例もあるといい市が注意を呼びかけています。画像提供:新潟市(28日午前10時記事更新)