岩手、秋田両県にまたがる八幡平の山頂(標高1613メートル)付近にある「鏡沼」で、雪解けの様子が竜の瞳のように見える自然現象「八幡平ドラゴンアイ」が見頃を迎えた。
ドラゴンアイは、すり鉢状の鏡沼(直径約50メートル、深さ約9メートル)を覆っていた雪がリング状に解けることで現れ、晴天時には水面が透き通った青色に見える。八幡平市観光協会によると、例年は5月下旬~6月上旬が見頃だが、今年は気温が高かった影響で早く出現した。雪解けが進み、リングにあたる部分が太く、見応えがあるという。
晴天に恵まれた14日は国内外から見物客らが訪れ、東京都北区の会社員(47)は「辰(たつ)年生まれなので、今年こそは行きたいと思っていた。雲も風もない日に神秘的なドラゴンブルーを見られてすごく良かった」と笑顔だった。
ガイド歴23年の「八幡平自然散策ガイドの会」の福島亨さん(80)は「このブルーと雪と新緑とのコントラストは他では見られない。今の時期が一番良いのではないか」と話した。