小林製薬は25日、紅麹(べにこうじ)配合サプリメントで健康被害が広がっている問題を受け、サプリを摂取して医療機関を受診した人に医療費などを支払うと発表した。
同社ホームページで明らかにした。
対象は「紅麹コレステヘルプ」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の3製品の摂取者。昨年7月以降に購入し、腎疾患などの症状が出た場合、診断書などを点検した上で、治療にかかった医療費や病院までの交通費の実費を負担する。
また、摂取した時期や症状の有無にかかわらず、対象製品の摂取者が健康確認のために受診した場合も、初診料や検査費用といった費用を支払う。
支払い希望者には、同社の健康相談受付センターで問い合わせに応じる。厚生労働省によると、紅麹サプリ関連で医療機関を受診した人は24日時点で延べ約1500人、入院治療した人は250人を上回っている。