「めっちゃ怖い!」車線をまたいで走り続ける車にドライバーは困惑です。
■「めっちゃ怖い」ナゾの走行
前を走る車は車線をまたいでいました。走行車線と追い越し車線の真ん中。追い抜こうにも、前の車がどう動くのか分かりません。
映像は、助手席に乗る友人がスマートフォンで撮影したものです。クラクションを鳴らすべきか迷うなか、隣の車線のトラックが近付きます。しかし、前を走る車は左右どちらにも動きません。
車を運転していた女性
「あれだけ(クラクションを)鳴らされたら、自分の運転がまずいんだと思って対処するかなと思って見ていた。そしたら加速されたので、遅いからクラクションを鳴らされたんだと思っていたんだと」
トラックは衝突回避のため減速。女性も危険を感じスピードを落としました。女性によれば、長さが1.7キロあるこのトンネルを出るまで、この状況が続いたといいます。
車を運転していた女性
「昼前だったから良かったけど、あそこまぁまぁ車が通る。結構、車が通る所で私たちが通った時間がちょうど出勤時間でもない時間で車が少なかっただけ。朝と夕方は(交通量が)多い所」
映像を見た専門家は。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「車線境界線がある道路で複数車線の場合、車線の中を走らなければならないと決められています。(この走行は)車両通行帯違反。その場合の罰則は5万円以下の罰金、違反点数が1点。反則金の場合は普通車では6000円」
車を運転していた女性
「あんな怖い運転にもう二度と立ち会いたくない。なんでそんな運転になったのか分からない」
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「蛇行していたとしてもトンネルに入る前は車線内を走行していたというのであれば、トンネルに入ると視力が著しく低下してしまうので進むべき所が分からなくなってしまって、もしかしたら車線境界線を目印にしてまっすぐ走っていた可能性も考えられます」
女性によると、この車はトンネルを出た後、車線をまたいだままの状態から右折したということです。