自民党は22日、露出度の高い女性ダンサーを招いた同党青年局の懇親会に関する調査報告書を野党側に示した。
同報告書によると?過激ダンスショー?となった懇親会は、昨年11月18日午後5時30分、BGMが流れる中、女性ダンサーチーム「グラマーダンサーズ」が登壇してダンスを始めた。
参加者は近畿ブロック青年局関係者ら50人。党本部からは青年局長だった藤原崇衆院議員と中曽根康隆衆院議員が招待されていた。しかし、懇親会で女性ダンサーによる余興があることは事前に同党組織運動部、参加者らに対して知らされた事実はなかったという。
その後、中締め前の同日午後7時20分頃、女性ダンサーたちによるダンスが再開。衣装については「露出の高い水着のようなもの」とした。
当日、出演した女性ダンサーは5人。舞台上でダンスしたり、舞台から降りて参加者のテーブル近くでダンスを行った。
「テーブル近くでは、参加者がダンサーにチップ(1000円)を渡す行為が行われた。その際、チップを口にくわえてダンサーに渡す行為やダンサーの水着に挟み込み渡す行為があった」(同報告)
女性ダンサーへの出演依頼の経緯は、同党和歌山県連青年局のブロック会議で企画し、数度にわたり協議。余興はすでに離党した同県連青年局長が「県出身者で海外でも活躍をしているモダンダンスがある」と提案。内容については「モダンダンス・ゴーゴーダンスのようなもの」との説明しかなく、参加者たちは露出度の高いダンスだとは想像していなかった。
「県連青年局長はダンス運営会社と2016年ごろから知り合いであり、有志懇親会出演の打ち合わせは、すべて県連青年局長と運営会社代表者でしていた」
同県連青年局メンバーにも知らせていなかった理由について、同青年局長は「サプライズにしようと思った。当日のリハーサルも本番の衣装ではないので、全員、本番で初めて衣装やダンスを見たはず」と振り返った。
参加者の中からは「会の趣旨にそぐわない」との苦言があり「余興を撮影していたものがあれば削除するようにとのアナウンスをした」と報告書に記した。
立憲民主党の女性議員は取材に対して「性的な興味をそそる不適切な懇親会だったことがわかりました。さらに細かく報告してもらわないと納得できません」と厳しく批判した。