北海道江別市の公園で、炎上した車から女性2人の遺体が見つかり、25歳の女が殺人容疑で逮捕された事件で、遺体は和歌山県の女子大学生と愛知県の女子高校生だったことが分かりました。江別市の野幌森林公園の敷地内で3月18日、燃えた乗用車の中から2人の遺体が見つかり、車の近くにいた井上沙織容疑者(25)が車に火を燃え移らせたとして殺人容疑で逮捕されました。警察によりますと、その後のDNA鑑定などから、遺体は和歌山県に住む女子大学生(20)と、愛知県に住む女子高校生(17)と確認されました。

2人とも事件直後に家族から行方不明者届が出されていました。
井上容疑者は「被害者2人を迎えに行った」と供述していて、2人は亡くなる数日前から北海道に来ていたほか、事件前に3人で合流して食事などをしていたということです。井上容疑者は殺人容疑を否認していますが、「SNSを通して知り合った」という趣旨の供述をしているほか、「3人で練炭自殺することを計画していた」と供述しています。警察は事件の経緯を詳しく調べています。