6日放送のフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)では、人と一緒の食事で苦痛を感じる「会食恐怖症」について特集した。
番組では会食恐怖症について、「人との食事やその場面を想像すると不安感に襲われ、身体症状が現れる」「その不安を避けようとすることで友人関係、恋愛、仕事などに支障が出る状態が半年以上続く」と説明。幼少期の給食完食指導や、周囲からの強制などが原因になっていると伝え、昼休み以降も給食を食べ続けさせられたことがトラウマとなり、大人になっても会食で恐怖を覚えるという男性の経験談などが紹介された。
MCで俳優の谷原章介は「僕も子ども6人いますけれど、長男の頃はこっちもがんばってやんなきゃと思うんで、きちんと食べなさいとか、好き嫌いは強く言ったことがあります」とし、「でも子どもが大きくなって次の子、次の子になっていくにつれ、ああいう言い方よくないなって変えていきますよ。そういった意味でも、教える方の経験値がないということもあるのかもしれないですよね」とコメント。
コメンテーターで1児の母である元衆院議員の金子恵美氏も「強制したことによって、好きだったものまで嫌いになってしまうというのが一番避けたいところだと思います」と指摘。また無理して食べきった結果、好きだと思われてまた出されてしまうという街頭インタビューの声に触れ、「うちの子、そういうことが実はあったので、自分でしっかりと自分の意思を言うようには教えたいなと思います」と語った。
放送後はX(旧ツイッター)で「会食恐怖症」がトレンド入りし、「会食恐怖症。小学生の頃これだった」「コミュ障とかそういう問題ではない」「マイナスな意見も多いけど、放送を見て一人で悩んでる方がいたら、悩んでるのは一人じゃないよって言いたい」「とにかく強迫観念に襲われて食べられないから、1人以外の食事が無理なのは一生続きそう」「会食恐怖症ってなかなか理解されづらいからテレビで説明してくれたら理解しやすいと思うし助かる」などの声が上がっている。