きょう未明、埼玉県東松山市の国道で1歳11か月の男の子が倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。警察は、ひき逃げ事件の可能性が高いとみて捜査しています。
110番通報「道路上に赤ちゃんが倒れている」
通報があったのは午前5時半前。埼玉県東松山市の国道で、幼い子が頭から血を流して倒れているのが見つかりました。倒れていたのは現場近くに住むベトナム国籍の1歳11か月の男の子で、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
倒れている男児を目撃した運転手「前に車が走っていてブレーキを踏んで、急に何かものを避ける感じだった」
警察によりますと、男の子は自宅からおよそ100メートル離れた路上で見つかっていて、両親が現場で「家から子どもがいなくなった」と話していたということです。
男児の自宅近くに住む女性「お父さんが窓越しにコンコンときて、『赤ちゃん見てないですか、知らないですか』と。(警察が死亡した男の子の)お父さんの方にお話聞いていたときに、急に叫び声が聞こえて、お父さんが泣き崩れて倒れていて」
捜査関係者によりますと、男の子をひいたとみられるトラック運転手の男性は現場から走りさった後に自ら警察に通報していて、警察は任意で事情を聴いています。
現場の状況などから、警察は、男の子が夜中に1人で自宅を出たあと複数の車にひかれたひき逃げ事件の可能性が高いとみて、死亡したいきさつを調べています。