埼玉県の国道で1歳の男の子がひき逃げされ死亡した事件で、警察はトラックを運転していた58歳の男を逮捕しました。

鎌田克己容疑者は8日午前5時すぎ、東松山市の国道で1歳11カ月のベトナム国籍の男の子をトラックではねたにもかかわらず、救護せずに走り去り、死亡させた疑いが持たれています。

警察によりますと、男の子の自宅から現場までは数百メートルほどの距離で、男の子は両親の外出中に1人で外に出てしまったとみられています。

鎌田容疑者は事故後、9キロほど先でガードレールにぶつかる別の事故を起こして自ら警察に通報していて、調べるなかでトラックに他の傷があることも分かり、ひき逃げへの関与が発覚しました。

取り調べに対して「人とは思わなかった」と容疑を否認しています。