今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『お腹がすいたら死滅回遊魚食べればいいじゃない』というふわふわなエビさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
食べる人が少ない未利用魚 すこしの手間でおいしく食べれると思います!
お腹がすいたら死滅回遊魚食べればいいじゃない

寒がりな魚を釣りにきたという投稿者のふわふわなエビさん。
ここは火力発電所で、温かい排水が流れています。排水水質は常時監視され、水は直接燃料には触れていないので汚染は無いとのこと。
最初に釣り上げたのはイケカツオ。名前はカツオですがアジの仲間だとか。弱いけれど毒があります。成長すると1メートルになりますが、ここで釣れるのは小さいものばかりです。
イケカツオに比べよく引くこちらはメッキ。ロウニンアジやギンガメアジの仲間の幼魚とのこと。最大180cm18圓泙蚤腓くなる魚ですが、ここでは大きくても30cmほどまでだそうです。
これらの魚は「死滅回遊魚」と呼ばれます。本来はもっと暖かい海に暮らしているのですが、暖流である黒潮に乗って日本近海まで北上してしまったのだとか。冬の寒さに耐えられず死んでしまうことからそう呼ぶそうです。
そうして持ち帰った魚がこちら。隣で釣りをしていたおじさんが、「イケカツオなんて食うの?」とくれたことから釣った数より多くなりました。
毒のある背びれ尻びれを切って調理開始。
小さい魚でも開くと大きくなります。これは調味液に漬けたら白ごまをふりかけて冷蔵庫で一夜干しに。
南蛮漬けや三枚下ろしまで処理を終わらせ、次の日を楽しみに待ちます。
三枚下ろしは刺身と握り寿司に、アラ汁や中骨のフライも添えて「死滅回遊定食」の完成です!
手前がイケカツオで奥がメッキとのこと。
メッキはサクサクした食感で美味しいそうです。程よい脂の乗りで甘みもあり、雰囲気としては小さなカンパチといったところだとか。
イケカツオは柔らかく、メッキよりモチモチした食感でした。脂が少ないけれどアジに近い爽やかな風味があるとのこと。
あまり食べる人がいない魚を美味しく仕上げたふわふわなエビさん。見事な調理や献立の詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・爆釣じゃん・手慣れてますねえ!・ありがとう知らないおじさん…・めっちやうまそう・食べてみたい・主本当にうまい料理つくるなぁ