和歌山市内の社会福祉法人が運営する認定こども園をインターネットで中傷したとして、和歌山県警が警務部付の男性警視(52)を名誉毀損(きそん)と信用毀損の容疑で地検に書類送検したことが捜査関係者らへの取材でわかった。
9日付。警視は容疑を認め、辞職の意向を示しているという。
捜査関係者らによると、警視と交際する女性がこども園に勤務。警視は2023年2~5月、ネット上でこども園を中傷し、うその情報を掲載した疑い。
「コンプライアンス遵守(じゅんしゅ)の欠片(かけら)もなく、最低な園」「パワハラ三昧で最低」などの内容だったという。
警視は警察署の副署長や県警交通部の幹部などを歴任。22年春から事件当時も含めて近畿管区警察局に出向していたが、9日付で県警に戻った。
近畿管区警察局は「職員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾。職員への指導管理を徹底し、再発防止に努める」としている。