2月21日、東京・六本木の有名ショークラブ「BURLESQUE TOKYO(バーレスク東京)」のプロデューサー兼オーナーを務める経営者の内藤良太容疑者(51)が風営適正化法違反の容疑で愛知県警に逮捕された。
愛知県警によると、内藤容疑者は昨年11月、店の女性従業員に無許可で客の接待をさせた疑いがもたれており、容疑を認めているという。有名店の摘発にSNS上では驚きの声が多くあがっている。
《前からいろいろ言われてたけど無許可だったのか…》《バーレスク東京って凄い有名なところよね?まさかの法違反してたとは。》《有名店だけにちょっと客にオイタが過ぎた程度なら良いけど捕まる位の迷惑行為だったんだろうね》
今回、摘発されたバーレスク東京に詳しい経済誌記者がこう解説する。
「バーレスク東京は2013年のオープン以来、『歌とダンスで世界を変える、歌とダンスで魔法にかける』をモットーに、女性ダンサーたちのセクシーなパフォーマンスで人気を博してきました。店内には大規模なステージがあり、お酒を飲みながらショーを観て楽しむことができます。『リオン』と呼ばれるチップを購入し、お気に入りの女性ダンサーに渡すことでコミュニケーションをとれるシステムが人気の秘密です」
受け取ったチップの額によって女性ダンサーの給料が変動するという。
「バック率が決まっていて、チップをたくさんもらえる人気ダンサーほど給料が高くなります。かつて元人気YouTuberのてんちむさん(30)が期間限定でバーレスク東京で働いていた際には、2日間でチップの総額が600万円に達したと話題になりました。他にもドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)に出演して、SNSの総フォロワーが140万人を超えたメンバーも在籍しています。メディアへの露出で人気ダンサーが増え、彼女たちの間に競争意識が生まれたことで、次第にサービスが過激になっていったのかもしれません」(前出・経済誌記者)
そんな行き過ぎたサービスが違反だと判断された。
「店はショーの営業に必要な特定遊興飲食店営業の許可は受けていたそうです。しかし、従業員である女性ダンサーたちが客に酒を飲ませたり、客の横に座ったりなどの接待行為があったとされており、それらが風俗営業に当たると判断されたのでしょう」(前出・経済誌記者)
バーレスク東京は同日、SNSで臨時休業のお知らせを発表。「改めてバーレスク東京の営業における体制の見直しを行う」とした。この先、体制が変わり、歌とダンスだけで客を楽しませる本来の姿に戻ることはできるだろうか。