亡くなったタレントの志村けんさんに、新型コロナウイルスをうつしたとデマを流されたとして、大阪・北新地の女性が損害賠償を求めた裁判で、大阪地方裁判所は投稿者2人に賠償を命じた。
北新地のクラブのママの女性は、志村けんさんが新型コロナによる肺炎で亡くなった2020年3月、インターネットの掲示板に「志村けんにコロナうつしたのママだよ」「ママから感染したのか」などと投稿された。
女性は、名誉を傷つけられたとして、投稿した2人にそれぞれ約126万円の損害賠償を求める裁判を起こしていた。
大阪地裁は、「国民的な人気のある芸能人にコロナを感染させて死亡させたかのような印象を与えた」と指摘。
2人に、それぞれ12万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。