福岡県警などは26日、住居不定、無職の男(44)(窃盗罪などで起訴)が九州から関東地方までの11都県で事務所荒らしなど40件(被害総額380万円相当)に関わったことを確認し、うち12件(同190万円相当)を窃盗容疑などで福岡地検に送検したと発表した。
盗んだ車や自転車で各地を「行脚」しながら犯行を繰り返しており、「全国で窃盗しながら生きていくつもりだった」と供述しているという。
男は昨年7~8月、愛知県豊橋市や岡山市の会社事務所で金庫などを、鹿児島、久留米両市などで車3台や自転車4台などを、それぞれ盗んだ疑い。「生活費や遊興費のために盗んだ」と容疑を認めている。
昨年7月、滞在していた鹿児島県内を出て、自転車や車を盗んで移動しては乗り捨てる行為を繰り返しながら北上。関東で折り返して南下し、同9月に大阪府のパチンコ店で身柄を確保された。